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書評:櫛田健児『シリコンバレー発アルゴリズム革命の衝撃』 [Review]

書評:櫛田健児『シリコンバレー発アルゴリズム革命の衝撃』

書名:『シリコンバレー発アルゴリズム革命の衝撃』
著者:櫛田健児(スタンフォード・シリコンバレーNew Japan Project プロジェクトリーダー)
出版社、年月日:朝日新聞出版、2016年9月30日

書評:(Amazonへの投稿:https://www.amazon.co.jp/dp/4022514124
「シリコンバレー詣で」をする人のための必読書」: TM
その本の価値は、それがターゲットとする読者を特定しなければ決まらない。本書は主に最近急増している「シリコンバレー詣で」をする日本人、特にビジネス大学、役所などの関係者に向けて書かれていると思われる。そのような人たちが必ずといってよいほど訪れるスタンフォード大で受け入れの窓口の役割を果たしているのが、著者に他ならないからである。
その視点からいえば、本書はシリコンバレー訪問のための必読書といえる。しかも単なる入門書ではなく、日本にいては見落としがちなシリコンバレー成功のポイントの指摘が随所でなされている。例えば、第1章にある「スケールしないビジネスは生き残れない」は、スケールという概念の重要性を理解しない日本企業への警告である。
そのようなコンテキストから、本書の価値を決めるのは何と言っても最新の動向と具体例に基づいて著者が強く感じている提言を集めた第5章「日本企業がこれからすべきこと」であろう。シリコンバレーで生き残り成功するために最低限必要なもの、それはシリコンバレー流の「オープンイノベーション」であり、「人脈」であり、「トップのコミット」であり、「デザイン思考」であることを、日本企業や起業家の実名入りの具体例で説明している結論部分は圧巻であり、これまで日本語で書かれたシリコンバレーに関するどの著書や資料よりも価値の高いものであるといえる。
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